生音指向の打ち込みのコツはズバリ!楽器を知るべし。
chiaki.ちゃん曲だいぶん仕上がってきたねー
環境音とかも入ってカフェ感がでてきたきがする笑
この曲のアレンジの方向性についてやねんけどさ、
今すすめている方向性ってジャズ寄りに持っていこうと思っているのか、
ボサ寄りに持っていこうと思っているのか、どっちの感じなんかな?
それによってアドバイスが変わってくるなぁと思って。
正直、だんだんわかんなくなってきた…。
正直そんなにジャンルにこだわってはいないものの、
あんまりピコピコした感じにならないようにしたい…っていう感じかも。。
ピコピコ系の音楽を通ってきてないからなあ…。
ふむふむ。
つまり、生音指向っていうことやね。
音源を聴いてみて思ったのは
「上物にたいしてリズム隊があいまいな感じになっている」っていうとこかな。
曲調が決まるとキーボードのバッキングパターンやリズムパターンを
方向付けできるから、まずはその辺を固めるとこからかなと思うねん。
まぁ、言うなれば「バンドメンバーに対してコード譜を渡して、
こんな感じの雰囲気で演奏してほしい」って注文する感じを、
DAWに対しても同じように注文していくっていうノリで打ち込みをしていく。
そう…私の弱点はそこなんですよ…!
リズムの認識がDTMを抜きにしても曖昧なんですわ。。
たぶんライブもドラムを入れてしたことがあんまりなかったっていうのもあるしねー。
そのあたり強化したい部分ではある。。
そして、GarageBandの音源・ループでも
しっくり行くリズムパターンがなかったっていうのもあり。。
ガレージバンドのように、
DAWにはあらかじめリズムのループがある程度用意されていることがあるよね。
あれってさ、とりあえずの仮のリズムを入れるときには重宝するけど、
まぁ、言うたらあれよね、クリック*1の上等なバージョンみたいな笑
というわけで、今回はchiaki.ちゃんにこんな課題を出してみようかと思います。
(ドキドキ)
リズム隊の打ち込みにチャレンジしてみよう!!!!
DTMで打ち込みをする、というのは
バンドメンバーが楽器を演奏する代わりにコンピュータに演奏をさせよう、
ということであります。
なので、実は、打ち込みを作るっていうのは
「どれだけ楽器のことを詳しく知っているか?」が問われる作業なわけであります。
例えば僕はずっとバンドをやってきてるので
バンド楽器に関してはなんとな~くわかります。
でも、オーケストラで演奏したこととかないので
ストリングスとかオーケストラっぽくしてみたくても上手に打ち込みできません。
だって演奏方法がわからないから。。。
これです。
ここが重要なところなんです。
演奏方法を知っているか否か。
身もふたもないことを書きますと、
楽器の演奏をしたことない場合はリアルな打ち込みはハードル高いです。
例えばギター。
弦の本数は6弦あります。
それぞれの弦のチューニングはレギュラーチューニングだと
各弦の開放音が6弦から順に E - A - D - G - B - E という風になっています。
Cコードを押さえるにしても、鍵盤だと普通に弾くと
オクターブ内にコードトーンが全部収まるクローズボイシングになりがちですが、
ギターの場合、その構造上コードの構成音が1オクターブを超える音域に
分布するオープンボイシングになりやすいです。
こういった各楽器ごとの特徴や構造上の制約、
そこから生まれる演奏方法や音の響きの特徴などを知っているかどうかで
打ち込みのリアルさに差が付くわけです。
(ただ、それが良いとか悪いというわけではないです。
楽器ができなくてもかっこいい曲作れる人はたくさんいます)
さて、前置きが長くなりました。
今回はリズム隊の打ち込みについてです。
あ、安心してください。
ギターの打ち込みに比べるとはるかに簡単です笑
えっ、そうなの??
まぁ、リズム隊って言ってもいきなりタブラとかダラブッカみたいな
マイナーな楽器だと打ち込み難しいかもですが、
コンガやボンゴといった比較的メジャーな打楽器だと
打ち込みのテクニックも過去の先人たちのナレッジベースがありますし、
ドラムセットの打ち込みはDTMの基本と言ってもいいくらいメジャーなものです。
とはいうものの、はじめのうちはドラムセットの構成が
わからないこともあるでしょうし、
ドラムの演奏方法がわからなかったりするケースは多いと思います。
ドラムの打ち込みに関しても、生ドラム風に打ち込むのであれば
ドラムの演奏方法の基本は知っておくべきです。
逆に、TR808に代表されるドラムマシンを鳴らすリズムだけ作れればよい、
というのであれば生の演奏方法にこだわる必要はありません。
百聞は一見にしかず。
まずは、ドラムセットってどんなもので、
どんな演奏をしているのか学んでいきましょう。
といっても、ドラム教室に体験で行くとかじゃなくても大丈夫ですよ。
今はyoutubeという便利なものがありますので、
「ドラム 初心者」とかで検索すれば叩き方の解説動画がヒットするでしょうし、
お気に入りのドラマーの名前で検索すれば演奏風景が見られるかもしれません。
超絶かっこいい川口千里ちゃん。
手数王シリーズで有名な菅沼先生のお弟子さんなんですけど、
もう、テクだけじゃなくて、なんていうか、パッション的な?
熱いドラムプレイなんですよねー
まぁ、いきなりこういうドラムを打ち込むのは無理ですけど、
シンプルなエイトビートから打ち込んでみましょう。
8ビートっていうのはこんな感じです。
この方やこのスクールを僕はよく知らんのですけど、動画が非常にわかりやすいです。
8ビートの基本の骨組みはこういうのだよ、っていうのがわかります。
そして、グルーブを出すためにはフレーズや叩くタイミングも大切ですが、
この動画のようにアクセントの変化だけでけっこうノリが変わるんだというのが
お分かりいただけたかと思います。
こうやって、ちょっと動画を見るだけでもその楽器の雰囲気がわかりますよね。
そして、そこから空気感とかなんとなくの演奏の雰囲気を
打ち込みに昇華していくわけです。
この動画で学べたことはアクセント一つでノリが変わる、ということでした。
ひとまずはドラムにノリを出すためにはアクセントの調整を細かくしてみよう!
で行けそうですね。
そんな感じで、次回は実際にドラムを打ち込んでみることにしましょう。
シンプルなエイトビートを打ち込んで
ドラムの打ち込みになれることから始めてみます。