おいMIDI!お前さんは一体ナニものなのさ?
どもども。Punkchoだよ。
自分で演奏した音(空気の振動)をパソコンに録音するためには
マイクとオーディオインターフェイスが必要だというのが前回までの話でしたね。
chiaki.ちゃんがすでに持っている機材をもう一度確認しておくと
このなかで、役割がちょっと被ってる機材があるんですよね。
それがこれ。
MIDIキーボード
電子ピアノ
この二つはどちらも鍵盤で弾いた演奏の情報をMIDIデータ形式でアウトプットする機能が付いています。
…もうちょっとわかりやすくプリーズ
そうやね、いきなりMIDIとか専門用語がでてきたもんね。
ほんなら、今日はDTMをやるうえで知っておかなければいけない基礎知識
「MIDI」と「オーディオ」について解説してみようかと思います。
まず、音楽を作品としてパッケージするっていう事はどういうことか?
なんですけれども。
例えば
- こどもの音楽会の合唱をボイスレコーダーで録音
- バンドの生演奏をそれぞれの楽器の前にマイクを立てて同時に録音
- コンピューターで打ち込んだ演奏情報でシンセサイザーとかサンプラーとかを鳴らしつつ、そこにギタリストの演奏をマイクで録音
まぁ、こんな感じで録音にはいくつものバリエーションがあります。
合唱を録音したり
バンド演奏を録音したり
どちらにしても共通している事。
それは、
作品にするという事=録音するという事
なんですよね。
この録音するという作業をレコーディングスタジオではなくて
自宅のベッドルームでもできるやんかいさ!っていうのがDTMなんです。
自分の部屋がスタジオ代わりになるわけです。
どやさ
なんでくるよちゃん出てきたん?
どやさ!
早く進めて。。。
(気を取り直して)
え~、自分の部屋で録音して作品作りをしていく多くの場合、パソコンを使って録音作業をしていく事になります。
その時の手順としては
- ベッドの上でアコースティックギターを弾いてマイクで録音。
- そのギターをヘッドホンで聞きながらマイクに歌を録音していく。
みたいな感じで録音作業を進めていきますが、この段階でやっている事ってどういうことか?というと
マイクによって空気振動をパソコンに取り込んだ「オーディオデータ」という形式で録音(記録)している
という事になります。
いいですか?ここ、ポイントなんですけど
実際に空気が鳴っている音を「そのまま」パソコンに取り込んだモノ
これがオーディオデータです。
このオーディオデータは空気振動を信号としてパソコンで扱っているだけです。
波形データともいうんですけど、目で見るとこんな感じ。
このオーディオデータ(波形データ)には録音されたそのままの「音」が記録されているだけです。
なので、その音が
「何調なのか?」
「どのくらいのテンポで演奏したのか?」
「音色はどんなのか?」
「音符の演奏情報」
とかは一切記録されていません。
たんなる「空気振動」をパソコンで扱える「デジタル信号」として記録しているだけなんです。
ここね。
これすごく重要なんで覚えておいてくださいね。
オーディオデータは音をそのまま記録しているデータ形式
です。
なので、録音した後に聴きかえしてみた時
「4小節の2拍目のとこだけ音程をちょっと変更したい」
となったとしても変更することはできません。
もし、どうしても変更したいならその部分だけ録音しなおすしか方法がない*1というわけです。
え、じゃあ、演奏のちょっとしたミストーンとかは録音しなおすしかないのね、、、
むふふふ、そこで登場するのがこれですよ。
そう、MIDIです。
MIDIっていうのは「楽器とコンピュータ」「楽器と楽器」がお互いに演奏情報をやり取りできる為の共通言語なわけです。
共通言語?
指輪物語でさ、レゴラスとかガンダルフとかフロドとかギムリとか、
みんな違う種族なのに会話できてるやん?
あれは『西方語』っていう中つ国での共通語があるからこそできるコミュニケーションなのね。
それはそうとオーランド・ブルームとジョン・フルシャンテって顔似てない?
ジョン・フルシアンテの顔がぱっと思い浮かばんわ・・・って、その話、今いる?笑
MIDIデータには
などなど、いろんな「演奏にかかわる情報」が「数値」で記録されてるねん。
はい、ここポイントね。
MIDIデータは音そのものではなく、
音の設定、演奏の情報が数値で記録されているデータ形式
というわけです。
ここ、テストに出ますから。
覚えておくよーに。
データの種類そのものが違うのか…。
まとめると、
- 自宅で音楽作品を作るにはDTMが便利。
- そして、パソコンを使ってDTMするならDAWという音楽制作ソフトが必要。
- DAWでは「オーディオデータ」という「音(空気振動)をそのまま記録したデータ」と「MIDIデータ」という「演奏情報や音の設定などの数値データ」とを扱う事が出来る。
ここまでは大丈夫かな??
なーんとなくここまではわかってきたー!
そして、マイクが空気信号をパソコンに送るのと同じように、
MIDIキーボードは演奏情報をパソコンに送ります。
そして、その受け渡しのゲートになるのがインターフェイスというわけです。
インターフェイスは信号を届けたりしてくれる郵便屋さんみたいな感じです。
こんな感じね。
おわかりいただけただろうか。
まだこれは入り口なんやな…?
それはしらん笑
ほれ。
にてるやん!
にてるやん!