機材と言ったところで!
さてさて、DTM用の機材って言っても
選択肢多すぎ・値段も色々・情報もたくさんあって
何から揃えたらいいのか、本当に迷うんですよね!
.。oO(むふふ♪ここはしばらく黙ってそっと見守っておこう笑)
わけがわからず、自分でネットで色々調べてみて
買ってみたものの、ホントにこれでよかったのか?と…。
とりあえずコレを買ってみました
だって、「コレが必要」ってネットで出てたんだもん…!
・Steinberg UR22(オーディオインターフェイス)
とりあえず、「オーディオインターフェイス」なるものがDTMに必要!って
いろんなサイトで出ていたのでAmazonで一番値段とレビューがちょうど良さげな
コレを買ってみました…が、何かのときに
「やっぱり違うやつにすればよかった!」と思ったんですよねー!
なんでだったかな??(それすらよくわかってない)
っていうかそもそも、コレは一体なんやねん?!
・iRig Key Pro
入力用のキーボードもDTMに必要ってネットで見たので…。
正確にはDTMのために買ったわけではなかったんだけど
どうやら使えるっぽいです。でも結局はあんまりうまく使えてないなあ。
あとはこんなのももってます
・しょーもない安物ヘッドホン
・電子ピアノ
・コンデンサマイク…歌の録音にとりあえずは使ってるけど、値段の割にいい仕事する!
結局、膨大な情報に流されるままに買ってみたものの
何が本当に必要だったんだろうか…。
そもそも、機材ありきでスタート切っちゃったけど
本当は違ったんじゃなかろうか…!
ちあきちゃんの機材リスト見てみたら、
今の状態ですでにDTM環境は整ってるので、もう、いつでも始めることができるね~
この記事を読まれている方は
パソコンとかDTMとか詳しくないけど興味があるの
っていう方もたくさんおられると思いますので、
まずは
DTMをするうえで必要なんじゃない?っていう機材を説明してみようかと。
製作スタイル別に機材は買い分けるべきじゃないかしら?
プレイヤーのスタイルってそれぞれじゃないですか。
だから、自分の製作スタイルがどんなものなのか?
っていうのをある程度把握したうえで環境作りをしていくのがよいと思うんです。
自宅菜園でつくった野菜を直売所に運ぶための車が必要なのに
かっこいいからって理由でスポーツカーを買っても意味がないし、
かといって「めっちゃ運べる!」って理由で4トントラックとかだとオーバースペックすぎますよね。
こういうのDTMでも同じだと思うんですよ。
機材もパソコンもハイスペックじゃなくても良い作品を作ってる方はたくさんいます。
憧れのアーティストが使っている楽器や機材やソフトを使いたくなるのはわかりますが、でも、本当に必要なの?っていうのもあると思うんです。
僕の場合だと、最初に音楽を作り始めたころは4トラックカセットMTRでした。
パソコンと同期して録音なんてもちろんできません。
その頃のことを考えると、イマドキの機材は1万円以下でもかなり高性能ですよ!
また、そもそもの話なんですけど
高い高性能な機材をそろえたからと言って
いい曲が作れるわけではない
と言う事だと思うんです。
なので、機材はプリミティブでも、
そこは情熱と工夫とがあれば何とでもなるってことじゃあないでしょうか。
.。oO(いつもながら話が長い。。。)
ツヨシから尺が長いビームがやってきたので先に進みます笑
今回はchiaki.ちゃんの製作スタイルを例にDTMで必要になる機材をご説明しましょう。
パソコンで音楽をそれなりのレベルで作ってみたい生音指向のchiaki.ちゃんの場合
まず、大前提として
パソコンだけがあれば音楽制作ができるわけではありません。
パソコンという電脳空間に現実世界からの音(空気振動)を取り込むという必要性があります。
そのためにマイクが最低限必要*1です。
1:生音指向ならマイクは必須
僕が使ってるのはSUREのSM57
どのレコスタにもあるド定番です。
ボーカルも楽器もどっち録るのに問題なく使用できるよいマイク。
あれ…これ数年前に私も持ってたはずなんだけどな…どこ行ったんだろう…。
歌とかアコースティックギターとかの音(空気振動)をマイクで拾って、その次に、パソコンにそれを送るわけです。
だけど、パソコンにマイクって直接つなげないんですよね…*2
なので、
マイクなど外部の音源からパソコンに信号を届ける機材が必要です。
その機材のことをオーディオインターフェイスと呼んでいます。
高級機材になると同時入力できる数が16個!とかのやつもあります。
「16本のマイクを挿して16個の音を別々のデータとしてパソコンに取り込む」と言う事ができます。
また、音質向上のために高級マイクプリアンプを搭載している機材とかもあります。
とてもリッチな音になります。
でも、はじめのうちは要らないでしょ?
バンドでスタジオに入ってそこでセッションしながら
それぞれの音を別々に分けて同時に録音したい、っていう状況でもない限り
はじめのうちは必要ないはずです。
なので、入力数2~4のオーディオインターフェイスがあれば
それで事足りるかなぁと思います。
2:(入力数少なくてもいいので)オーディオインターフェイスは必須
僕が使ってるのはYAMAHAのAG06
オーディオインターフェイスとミキサーの両方の機能を兼ね備えているので便利です。
オーディオインターフェイスはパソコンの世界(情報空間)と
現実世界(空気振動の世界)とのゲートです。
なので、音を取り込むだけじゃなくて、スピーカーやヘッドホンに音を出力する役目もあります。
というわけで、取り込むためのマイクの次は聴く環境。
できたらスピーカーが欲しいところですが…
いや、ほんとはスピーカー買ってほしいです。
ちゃんとしたやつね。
オーディオ用のやつはリスニング向けに調整されたスピーカーなんでだめです。
音楽制作用のモニタースピーカーっていうスタジオで使っている専用のスピーカーが必要です。
YAMAHAの名器10Mの後継機みたいなかんじで出てきたやつ。
型番忘れましたけど、ずっと愛用してます。
モニタスピーカーは買うべきだよ!!
って言いたいんですけど
モニタースピーカーってホントに音質は良くて、
音楽作るうえでは必須なんですが
高い。
初期投資でモニタースピーカーをそろえるってなると
最低でも5万円くらい予算を増やす必要があると思います。
また、スピーカーは直接オーディオインターフェイスにつなぐことができる
「パワードタイプ」というものもありますが、
そうでない場合はアンプも買わなきゃいけないし、
インターフェイスとスピーカーの間にミキサーもあったら便利だし、、、
と色々欲しいもの/必要なものが増えてきます。
なので、
とりあえずは安いヘッドホンでいきましょう笑
多くのオーディオインターフェイスはヘッドホンを挿せるようになってますし
まずは音がモニタ出来ればOKとしましょう。
でも、本音を言うと
音楽って音の芸術なのでできればヘッドホンも民生用のものよりはモニタヘッドホンや
モニターイヤホンにする方がいいと思います。
すでに、ヘッドホンを持っている方はとりあえずそれで製作を進めていけばいいと思いますが、「あたらしくヘッドホン買うの!」っていう方はぜひモニター用のヘッドホンを選びましょう。
同じ予算をかけるなら専門機材の方がいいに決まってます。
3:ヘッドホンはモニター用を
これは20年以上愛用しているヘッドホン。
どのスタジオにも置いてるド定番のモニター用ヘッドホンの名器です。
SONYのMDR-CD900
そろそろぼろぼろなので耳あての部分にカバーとかつけてきれいにしたい笑
モニター用のヘッドホンと普通のヘッドホンは違ったんか…。
いま、SHU◯E社の6,000円台の音楽用ヘッドホンを使ってるんだけど
モニター用として同じ価格帯でaudio-◯echnica社から出ているヘッドホンがあって。。
同価格帯でそんなに高額なものでなくても、
やっぱりモニター用のほうがいいのかなー?
聴き比べてないから実機がどんなんかわからんけど、
普通のヘッドホンはリスニング用に周波数特性を調整してる感じやねん。
モニター用ヘッドホンはモニター用に作られてるから周波数特性の癖を
できるだけ無くしてフラットに聞こえるように設計されてると思うよー。
モニター用ってホンマに聞こえかたが全然ちゃうねんなー。
ききやすいか、ありのままかどっちかってことか。。
お金たまったら、ちょっとモニター用の買ってみようかな…。
そう。
リスニング用のやつはかっこよく、気持ちよく!って言う音に聴こえるように設計してるねん。
ヘッドホンが勝手にミックスダウンして聴かせてるみたいな感じ。
しかも、音の分離が悪くて製作向きでないのよねー。
そのヘッドホンがどんなんかわからんけど、モニタ用につくられてるし安いし良いかもやねー。
さて、これでパソコンに現実世界からの演奏の音を
取り込む(&聴く)環境ができました。
では、つぎ。、
音を取り込むための「録音できるソフト」が必要です。
音楽って
- 歌
- ピアノ
- ギター
- ベース
- ドラム
- コーラス
とかって感じで同時にたくさんの音がなってますよね。
この一つ一つの音の要素を
- 音量を整えたり
- 音を暖かくしたり、冷たくしたり
- 音の立ち上がり方の調整をしたり
- 音を固くしたり、とがらせたり、ひずませたり、響かせたり
- 左右や奥行きなど空間で音を配置したり
という風に
歌やピアノをそれぞれ別々に分けて(パラにして)処理していく必要があります。
このためには
録音した音を別々のデータとして分けて並べて、そして同時に再生できる機能を持ったソフトが必要です。
こういう音楽制作に特化したソフトのことをDAWと言います。
Digital Audio WorkstaitonでDAW。
ダウと発音します。*3
こういうやつです。
画面中央部に色のついた横長の帯が上下に重なっているのがわかりますか?
この一つ一つが音のデータです。
時間が左から右に流れて行ってて、この縦に重なっている音のデータが
同時に再生されることによって同時演奏されて聞こえるわけです。
というわけで、
4:DAWがなければ始まらない
という感じですね。
今だったらフリーで使えるDAWもありますし
Macの方はガレージバンドっていうアップル社謹製のDAWがあります(しかもフリー)
はじめの内はフリーのものやデモ版*4。をつかってみて気に入れば製品版を買ってみる。
ってのがいいんじゃないでしょうか。
私はGarageBandだよ!
もっと色んな事がしてみたくなったら有料のLogicに移行もできるらしい!(データの互換性も有り)
というわけで、
細かい説明はなるべく端折りつつ解説してみましたが
それでも多くなっちゃったな笑
おさらい。
生音指向でDTM始めるなら
- マイク
- ヘッドホン
- オーディオインターフェイス
- DAW
- パソコン
- ほとばしるやる気
が必要という事やね。
あと、chiaki.ちゃんの機材のなかで
ひとつだけ機能が重複してる機材があるので、
ちょっともったいないなと思ったのがあります。
それについてはまた次回書いてみようかと思ってます♪
な、な、なんやてーーー!!
.。oO(いつもながら話が長い。。。)